第一部
「ばらの精」   (エルビラ・バビブリナ/イーゴリ・コルプ)
「ラ・フィユ・マルガルデ」  (オクサーナ・クチュルク/ロマン・ミハリョフ)
「竹取物語」よりアダージォ  (イリーナ・ペレン/ミハイル・シヴァコフ)
「コル・ペルドゥ」  (アイーダ・パディア/パトリック・ド=バナ)
「シンデレラ」よりパ・ド・ドゥ  (ドロテ・ジルベール/カール・パケット)
「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ  (ファルフ・ルジマトフ/ヴィクトリア・テリョーシキナ)

第二部
「ススピロ・デ・エスパーニャ〜スペインのため息〜」
  (ファルフ・ルジマトフ/ロサリオ・カストロ・ロメロ/リカルド・カストロ・ロメロ)

第三部
「エスメラルダ」よりパ・ド・ドゥ  (ドロテ・ジルベール/カール・パケット)
「カルメン」  (オクサーナ・クチュルク/ロマン・ミハリョフ)
「白鳥」  (イーゴリ・コルプ)
「カドゥータ・リベラ」  (アイーダ・パディア/パトリック・ド=バナ)
「海賊」よりパ・ド・ドゥ  (イリーナ・ペレン/アンドリアン・ファジェーエフ)
「アルビノーニのアダージォ」 (ファルフ・ルジマトフ)

アンコール
全員によるフィナーレ
「タンゴ」  (ファルフ・ルジマトフ)



イーゴリ・コルプの「ばらの精」はなんかいい味出しててよかったです。
ばらの精といえば、アナニアシヴィリと世界のスターたちのルジさまのが最高!と
思ってる私ですが、ルジさまのは美しくてうっとりしてしまうが、コルプのはなんか妖しい
感じで、ねっとりとした息苦しさがあって彼の世界でした。
「ラ・フィユ・マルガルデ」はとってもかわいらしかった。最後拍手に答えてから、女の子が
さーっと走り去ってしまって、男の子がもうわがままで困るよって感じで客席に
ちょっと待っててねっていう風に手を上げて見せてから、女の子を迎えに行く。
そしたらまた、女の子はちょっとお辞儀したらすぐに帰って行って、あーあというように
首をすくめて笑うといった小芝居もあり最後まで楽しませてくれた。
「シンデレラ」はヌレエフ版で、大人のシンデレラって感じ。パリオペ組みの美しい二人でした。
お待ちかねルジ様の「ドンキ」です。登場で拍手。
初の生ルジさま。舞台に現れただけですごいオーラを感じた。一人でセットも何もない舞台に
いても、すごい存在感。他の人だとちょっと寂しい広く感じる舞台が、全くそう感じない。
回転の速さ、ジャンプの高さは衰えてきているのだろうとは思うが、そんなものを
超越したものがある。舞台に立っているだけで会場全体を支配する力がある。
ソロの前に森の精(?)が出てきて踊る。あれっと思った。ガラでのドンキ、グランパドドゥ
では普段こんなの入らないけど、休憩か?まあ許そう。ほんとにほんとにすごいわー。ルジさま。
キトリのテリョーキシナも貫禄たっぷりの余裕ある踊りっぷりでよかった。ベテランかと
思ったら若手だそうで、参りました。

二部のフラメンコダンサーとの共演。ルジ様コスチューム超かっこよい。
フラメンコダンサーのダンスが物足りなく感じるほどルジ様ステキ。

三部
コルプの「白鳥」には驚いた。全くどんなのかわからなかったので、男一人で白鳥って?
と思ってたら、小汚いかっこしたみすぼらしい男が現れる。なんか、すごい葛藤が
あるみたいに踊る。上着を脱ぎ捨て踊る。途中誰かの笑い声が舞台に響き、
ふっとわれに帰ると上着を着る。
なんかよくわからなかったけど、コルプの世界でした。おもしろいダンサーだなあ。
「アルビノーニのアダージヨ」この音楽は高校のとき吹奏楽部でよく演奏した思い出の曲。
すごいストーリーを感じる曲で演奏するのが好きな曲だった。そのときはみんなで自殺する人
の曲やって言ってました。最初、思い悩んでいる男が一回目の盛り上がるとこで、わー
死んでしまおうと思い、一度は考え直すが、やはり死のうと決心。最後のところで
がけから冬の海に飛び込むというストーリーを作ってました。
このダンスもそれを想像しながら見ましたが、そんな感じでした。すごい悲壮感、やるせなさ。
息苦しいほどのつらさ、いろんな感情が伝わってきた。圧倒された。会場全体が重苦しい
息苦しさを感じたよう。すばらしい。

アンコールはうってかわって、思いっきり楽しい。二部の衣装のままそれぞれのペアが
登場して、いろんな技のオンパレード。女性ダンサーが三人並んでの連続フュッテや
男性ダンサーの回転技などすごく楽しい。ガラ公演って一人ひとりのダンサーが
少しずつしか見られないので(いい場面ばっかりだけど)ちょっと物足りない感がある
けど、こんなのをやってくれると非常に嬉しい。
さて、肝心のルジ様がまだ出てこない。もしかして何か特別なことをやってくれるのか?
舞台上の皆さんもちらちら袖の様子を伺う。ルジさんの準備まだかな?って。
出てきたのは黒スカーフを首に巻いて上半身裸の黒パンツのルジ様。
ビデオで見たことがあるような。伝説とさえなっているらしい「タンゴ」です。
正直、今まであんまりルジさまに思い入れはなかったので、ビデオもあまり真剣に見てなかった
ので、情報も知らなかったのですが最近はやっていなかったらしい。
ビデオでは、ピアノのみの生演奏だが、今回は、サッチモの歌入り。
もう、かっこいいのなんのって…!!完全に参りました。一生あなたについていきます!
と思わず心の中で誓ってしまった。コスチュームだけ見ると江頭2:50(ごめんなさいこれって
言ってはいけなかったでしょうか)なのだけど、最高にかっこよいのです。途中で音楽が
繰り返しになっておっと!とずっこけるとこもおちゃめで最高でした。今まで、関西に来ない
からって見に来なかったことを恥じました。なんてもったいないことを!来年の「バレエの
美神たち」も来なくては。&バヤデルカも来たいけど、考え中。
こんなすばらしいものを見られて、本当に幸せな気持ちでいっぱいになりながら新幹線で
帰ってきました。こんなに幸せな気持ちになったのは久々?か初めてくらいの感覚。

きっと、今のルジさまには若い頃もっと高く飛べ早く廻れてた頃より数倍も魅力があると思う。
今のルジさまを見ることができたことが最高の幸せでした。是非、今のルジさまを
見るべきです!!みなさん。
11/5(土)新宿文化センター
「ルジマトフのすべて」

開演14時半/終演18時頃
座席/S席1階10列40番台

直線上に配置

kyonのバレエ観劇記





























































































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