第一部
「白鳥の湖」より第二幕 原振付プティパ、イワーノフ 振付-馬場美智子
  オデット-ヤンヤン・タン ジークフリート-デヴィッド・アーシー ロットバルト-川村康二

ヤンヤン・タン初めて見たけど、オデットはう〜ん?きれいはきれいだけど、
それだけっていう感じが…。
楽団もこの劇場の専属管弦楽団でスタートしたばかりというのもあり、まだこれからかな?
テンポが走ったり音の強弱がなんか私の思うのと違ってちょっと消化不良な感じ。
群舞は兵庫県洋舞家協会の皆さんで多分地元のバレエ団の方々のよう。
やはりいつも見ている世界トップクラスのダンサーはすごいんだな!と改めて思う。
地元に根ざした舞台という意図とそれによりチケットが一番よい席で8000円と格安で
OKでしょう。

第二部
「眠れる森の美女」第三幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
 ディアナ・ヴィシニョーワ  アンドリアン・ファジェーエフ

先週に続いてのファジェーエフ。本日は絵に描いたようなステキな笑顔の王子様。
すべて完璧!とても安心して見られた。ヴィシニョーワも完璧に愛らしいオーロラ姫。
さすが!!の一言。やはりこうでなくてはね。今日は、この二人を見られてバレエを
見に来たなーと安心。ありがとう!!でも、本日はこの二人これだけの出番。昨日と明日の
二日の公演のために西宮まで来てくれたのに、なんともったいないこと。
プログラムを見て、がっくり。明日は、「コンティヌウム」というのも加わりそれを
ヤンヤン組が踊り、ロミジュリにもヴィシニョーワ組が出るのだった。

「ロミオとジュリエット」よりパ・ド・ドゥ バルコニーのシーン
 ヤンヤン・タン  デヴィッド・アーシー

ヤンヤンはさっきのオデットよりも数段よかった。でも、振付は記載ないのだけど、
マクミラン版の超絶リフトを抜いたものみたいだった。ちょっと残念だけどそれほど大変な
振付なんでしょうね。まあまあでした。

第三部
「春の祭典」第1部 大地への讃仰  第2部いけにえの祭
 選ばれし乙女  平山素子  賢者  薄井憲二

本日のメインイベント!今日はこれを見たくてチケットを買いました。やはり。
幕があがると、よく写真で見た、あの民族風衣装を着たダンサーたちが
輪を作ってしゃがんでいる。バックには緑の山。徐々にみんながその体系のままどんどんと
足を踏み鳴らしながら踊りだす。
老婆が出てきて間を縫って歩いていく。激しく入り乱れて体系を変えていく。
激しく激しく、足を踏み鳴らしつつ、どんどんと音を立ててジャンプ。床に足をつけたまま
ずーっずーっと歩く、など本当にバレエには絶対無い動きの連続。
どんどん盛り上がってきて最高潮になりみんなばたっと倒れこんだり。
音楽も踊りも、とにかくすごい迫力。
いけにえの乙女が選ばれ2部になる。一人の乙女の廻りをどんどん足を踏み鳴らしながら
男たちが廻っている。おびえる乙女。ほんとに怖い。男たちが乙女を持ち上げたところで暗転。
いろんな体系になりジャンプ、足踏み鳴らしの繰り返し。
複雑である。だいたいそんな感じだったと思うがほとんどびっくりしたままなので
記憶も不確かです。すみません、いいかげんなレビューで。

色々語り継がれているとおりで、これはバレエではない。バレエを見に行って
これを見せられたら、それはびっくりするだろう。直接的なショッキングなシーンはないが
すごく恐ろしく、人間の残酷な面を見せ付けられたようでショックを受けるのも無理は無い。
こういうものだと心の準備ができて、見ているから納得して見られるのだろう。
この複雑な音楽を作曲したストラヴィンスキーってすごすぎ。それに振付けたニジンスキーも
すごすぎ。二人の天才の魂の闘いだ。
これを復活させたミリセント・ホドソンとケネス・アーチャーを中心に
出演ダンサーの方々、楽団の皆さん、スタッフ一同が並々ならぬエネルギーをそそいで
今回の舞台を作り上げていったのだろう。そのエネルギーがこの作品に現れていた。
なんともいえないパワーを感じる舞台だった。
最後にはホドソン&アーチャーさんとフィンランド国立バレエで復元版の乙女を踊った
中川真樹さんだと思われる方も舞台に上がり、大きな拍手を受けていた。

震災から10年の記念に新しくできたこのホール、とってもステキでした。
床も会場内壁も全て木で落ち着いた感じ。ホール内は東京文化会館をひとまわり小さくした感じ。
一番後ろでもそれほど遠くないんじゃないかと思う。
来年1月にはレニングラード国立バレエが白鳥の湖とドンキホーテをやる。
ボリショイもここでラバヤデール上演が決定とちらしが入っていた。
是非、一度機会があればこの劇場へ行ってみてはいかがでしょうか?
11/12(土)
兵庫県芸術文化センター
「オープニング・バレエ・ガラ」

よみがえるニジンスキー版
「春の祭典」


開演14時/終演17時頃
座席/A席1階O列30番台(8000円)

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kyonのバレエ観劇記








































































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