2006年、2度目のバレエ鑑賞は、またもや東京遠征でまたもやルジ様はじめレニングラード国立の皆さんの舞台ということで楽しみ。初めてのNHKホールちゃんとたどり着けるか心配しつつもなんとかぎりぎりに到着。すごく複雑なつくりの会場でトイレに行った帰り迷ってしまった。この日のお連れは、母といつものように姉。

ひとつひとつについては、もうみなさんいろんな所で語っていらっしゃるので、いまさらの感もあり、記憶も遠いのでさらっといきます。

　まず、レニングラードの皆さんによる「ドンキ」夢の場面。
先週の「バヤデルカ」ですっかり魅了されてしまったシェスタコワの森の女王はさすがの美しさと堂々たる女王ぶりでうっとり。やっぱり、ステキー。

　「ロミオとジュリエット」
少しお気の毒でした。お疲れ様でした。でも、本当にありがとうございました。とにかく感謝の気持ちで精一杯の拍手を送りました。会場中そんな気持ちがあふれた拍手でした。

「タジラード」
前の方の席だったので、舞台に横になっている所全く見えませんでした。音楽始まってるのにいつ出てくるのかなーと思っていたらもう始まっていました。とにかく、見えなかったので入り込めず。草刈民代さんはガラ公演で何度か見ているがいつも、こんな衣装で同じ様な演目…なのかどうかわからないけど、同じ様に見える。あまり印象に残らず。

「オーニス」
ロモリさん、一人でかなり長い演目でしたが魅せてくれました。音楽も哀愁たっぷりで、ロモリさんも哀愁たっぷりと思ったら、コミカルなところもあり、いろんな表情を見せてくれて楽しみました。ロモリさんの外見からもっとあくの強い踊りをする人かな？と思っていたら意外にあくのない上品な踊り。でも、パリ・オペの中では明らかに異質でしょう。それをあえてこてこてにしてしまわずにあくまでも上品に踊るという所に、誠実な人柄がにじみ出ていて好感が持てました。

「忘れないで」
長かった〜〜。音楽がないところが多すぎてつらかった。わかる人だけにわかればいい！という感じがして軽く拒絶されているような気持ち。私には初めから、入り込む余地が与えられなかった。

「幻想舞踏会」
きれいだった。「忘れないで」で思いっきり拒絶されてつらかったのがすーっと楽になった。良かったー。ありがとう。このお二人先ほどのロミジュリは何だったの？同じ人とは思えないほどステキだった。やはり、ロミジュリは足さない方がお二人のためにも観客のためにも良かったみたい。とにかく、目の保養になった。

「スパルタクス」
このお二人は3月19日大阪フェスティバルホールで開催される私のバレエの先生の先生主催の公演「畑節子バレエフォーラム」に出演されるということで注目していた。「スパルタクス」にしては、イメージ的に繊細で美しいお二人でした。
これは3月の公演が楽しみです。こんなお二人を招くとは畑先生とはすごいお人なのでは？

「眠りの森の美女」
〜〜ローズアダージョ〜〜
4人の王子の内の一人がめっちゃおかしかった。彼ばっかり見てしまった。クチュルク普通。
〜〜グラン・パ・ド・ドゥ〜〜
ファジェーエフくんは昨年兵庫県芸術文化センターでの、ヴィシニョーワと同じ演目で見て、ものすごく良かったので楽しみだったが、ペレンとのペアではあの時のラブラブが感じられず、ちょっと残念。インタビューで読んだら、ヴィシニョーワと踊るのは自分にとっては特別なんだ、と語っていたのでこの前のが特別だったんだ。やっぱりね。
ただ、ファジェーエフ君自体は素晴らしかった。あの横わけヘアーがちょっと？？だが跳んだり廻る時にふわふわっとなるところがめっちゃかわいくてスキ。
ペレンは「バヤデルカ」のニキヤのときはよいなーと思ったが、オーロラを踊ってもニキヤのときと同じ…。
それと、体が固いのかなー？王子に支えられて背中を左と右に反らせる所、あそこがすごく優雅でステキなはずなのにうんしょ、うんしょと体操しているような感じに見えてしまった。ちょっと残念。

「アヴェ・マイヤ」
80歳をすぎてあのハイヒール。すっごくキレイ。さすがのオーラだなあ。単純な動きだけどポールドブラの美しさ。
でも、私とすれば扇は持たずに手先の美しい動きをみせてほしかったなーと思った。こだわりの扇だそうだが…。
拍手に応えてのレヴェランスの美しかったこと！！あれだけでもこれぞプリセツカヤ！という感じ。



　　　　　　　　　　　　　「レクイエム」「ドン・キホーテ」グラン・パのみ次ページへ続く→→

「バレエの美神」
2006/2/5（日）NHKホール

kyonのバレエ観劇記

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