Kバレエ&熊川氏は3年ほど前の白鳥の湖以来です。
白鳥の時は役柄上熊川氏のジャンプや回転はあまりみることができずちょっとがっかりでしたが今回はドン・キということで行ってみました。
いまだに熊川氏の回転やジャンプはすごい!!すごく早くキレイに回転する。そのたびに会場どよめく。ジャンプも滞空時間の長いというジャンプは健在でした。さすがにすごいですね。片手リフトも、一度目は短かったが、二度目は一瞬よろめいて前へ一歩進んだがそこでバランスを持ち直し、数秒キープ、長かったー!大きな拍手。
ほかのキャストもみなさん素晴らしかったと思います。特に芳賀望君は結構良かったです。直前にアクシデントがあったようで、キャスト表にはエスパーダ=カルロス・マーティンとなっていたのに、エスパーダらしき踊りをしているのはどう見ても芳賀望君。でも、衣装は他の闘牛士と同じ衣装。??と思っていたら、1幕の最後にはエスパーダの衣装に着替えて登場!急遽の代役だったのね。体系がちょっと日本人していてヒップラインが…だけれど、結構かっこよく頑張っていたと思います。これから楽しみです。
でも、ドン・キ好きの私としては、いくつか残念な所も。
あくまでも私の中の好みに合わないだけですが、舞台セットがきれいすぎます。この前見たシュツットガルトのロミオとジュリエットの舞台のようですごく美術的に凝っていて、美しかったのですが、ドン・キにはもっと猥雑な感じで学芸会的なセットが好きです。ABTのミーシャ版のセットが好き。それと衣装も、キトリの衣装が落ち着いた感じの青みがかった深い赤だったのですが、もっと真っ赤の方が好きです。極めつけは、闘牛士のショッキングピンクのタイツと黄色とショッキングピンクのマント!!なんじゃこれは?とびっくり。全て、熊川氏のこだわりなんだろうけど、私の趣味が彼とは合わないようです。
ダンサーについてでは、熊川氏のバジルはあっさりしすぎています。普段の彼を見ているともっと思いっきり気取って「どうだ!!」とばかりにかっこつけてくれるのを期待していたのですが、回転やジャンプはかっこよいのですが、キメポーズでもっと思い切りミエをきってほしい。最後のグラン・パ・ドドゥのときだけは「かっ!」とみえをきってくれたけど、これでもか!といつもあれできめてほしかった。バジルは笑っちゃうくらいにかっこつけて欲しいのですよー。
それに、踊っている時以外に気を抜きすぎです。もっといつもかっこつけて美しい立居振舞を見せて欲しい。きっと、監督として舞台全体をチェックしているので自分の演技に集中できないのでしょう。残念です。でも、あまりやりすぎないのが、彼の美学なんだと思います。
それと、キトリについて。1幕のキトリの闘牛士たちのマントヒラヒラの前を進む高速ピルエットの所、音楽がすごくゆっくりで全然盛り上がれません。ちょっとくらいぐらついてもあそこは若さで思いっきり爆発してほしい。
その反対で、バジルがキトリの足をつかもうとする所、あそこ結構かわいくて好きなんですが、あそこの音楽が思いっきり早くて、なんか何をやっているのかいまいち分からなかった。残念。あれでは笑う暇もないです。
kyonのバレエ観劇記
キトリ:荒井 祐子
バジル:熊川 哲也
エスパーダ:芳賀 望
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